ダクティロリザ・マクラタ Dactylorhiza maculata (ラン科 ハクサンチドリ属
 スイス、海抜2400mほどの湿った草地に紫色のランが咲いていた。日本の湿原にもハクサンチドリが生育するが、良く似た姿、生育状況である。ハクサンチドリには葉に斑がはいる系統があり、ウズラバハクサンチドリという名前が付いている。その点でもハクサンチドリそっくりということになる。英名は Heath spotted orchid であり、ヒースなどのやせた立地に生育することがわかる。草丈は20〜60cmであり、根葉には濃紫色の斑点がある。花の色は淡いピンクから紅紫色の変異がある。花期は6月から8月。
スイス、フルカ峠(海抜2400m付近)ハクサンチドリに似たダクティロリザ・マクラタ
斑がはいった葉
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