ハクサンチドリ Dactylorhiza aristata  (ラン科 ハクサンチドリ属
ハクサンチドリ Dactylorhiza aristataハクサンチドリ Dactylorhiza aristata の花序
ハクサンチドリ Dactylorhiza aristataハクサンチドリ Dactylorhiza aristata
 本州中部以北のブナ林域から針葉樹林帯の湿地に生育する多年草。湿原としてはやや富栄養な立地に生育する。世界的には朝鮮の他、中国・ロシアの極東地域、アラスカなどにも生育する。草丈は30cm以上になり、花期には葉は周辺の草にかくれて花だけが見えるので、寄生ランのように見える。

 北米のサイトを見ると、花の色は白から青まであり、葉に斑が入るものがあるとの記述がある。ダクティロリザ・マクラタとよく似ており、生育地が重なっていると区別しにくいであろう。ちなみに、小生はこのような色のものしかお目にかかったことが無い。

尾瀬ヶ原のハクサンチドリ Dactylorhiza aristata
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