トキソウ
Pogonia japonica
(
ラン科
トキソウ属
)
トキソウは分布の広い湿原植物であり、日本では北海道から九州、朝鮮、中国にも分布する。同様に湿原に生育するランとして有名な
サギソウ
よりも寒冷な地方の湿原にも生育している。地中に針金状の地下茎を発達させ、所々から葉や花茎を出す。花は6月から7月にかけて咲き、植物名の由来となったトキ色の花を咲かせる。葉の長さは15cm程であり、この高さに十分な日照があることが生育に必要であり、サギソウに比べてやや泥土の多い場所を好む。