ココヤシ Cocos nucifera ヤシ科 ココヤシ属
 Coconut palm ココヤシは樹高30mにもなる大型のヤシ。原産地は南アジアであるとの意見が多いが、異論もある。「♪ 名も知らぬ遠き島より流れ付いたヤシの実1つ ♪」 海流に乗って流れて分布する大きな果実は、内部には固形の胚乳と液状の胚乳があり、液状の胚乳はそのまま飲用される。固形の胚乳は油脂を含んでおり、石鹸原料などにも利用される。果皮からは繊維を採取したり、堅い殻を焼いて活性炭を作るなど、様々な用途に使用され、各地で栽培されている。街路樹や公園木などとしても多数植栽されている。
 ハワイでは、大きな果実の落下事故による被害を防ぐため、海岸や公園などに植栽されているものの花序は早期に取り除かれるので、果実が稔っているのを見ることは少ない。
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