ミチノクイチイゴケ Herzogiella perrobusta (ハイゴケ科 ツヤイチイゴケ属
 ミチノクイチイゴケは本州から琉球、朝鮮、中国に分布する蘚類。山道の切土斜面、切り株の上、倒木上などに鮮やかな緑色の群落を作って生育する。コケとしては比較的ポピュラーな種であり、目立つ。乾燥時と降雨時の姿に大きな違いがなく、乾燥時にも尖った葉を広げている。逆に言えば、大きな耐乾性はないと思われ、半日陰であり、適湿の場所に生育する。和名は、乾燥時にも尖った葉を広げている姿が、樹木のイチイの尖った葉の印象を与えるのではないかと思うが、定かではない。
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