ハイビャクシン Juniperus chinensis var. procumbens (ヒノキ科 ネズミサシ属) |
ハイビャクシンは九州から朝鮮半島南部に至る壱岐・対馬などの島嶼を中心とした海岸に生育する低木。イブキ(ビャクシン)の変種であるが、葉の様子や姿かたちは大きく異なる。老木では時としてイブキのような鱗片葉となるとのことで、通常は3輪生の針葉。強剪定したカイズカイブキの杉葉をイメージすると、この仲間であることに納得できる。海岸に生育する植物は乾燥に強いことが多いが、ハイビャクシンも園例に漏れず、グランドカバーとして植栽される。残念ながら分布が限定されており、植栽したものしか見たことがない。 |
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