ツタウルシ Rhus ambigua Lavall. ex Dipp. (ウルシ科 ウルシ属
 ツタウルシは北海道から九州の日本各地、樺太・南千島・中国などにも分布する落葉のツル植物。ブナ林や暖温帯上部に生育し、気根を出して他の樹木の幹などをよじ登る。地面を這っていることもあり、うっかり座るとお尻がかぶれてしまったりするので要注意。紅葉は他のウルシ属と同様に美しく、秋のブナ林を彩っている。
 葉は3枚の小葉からなり、頂小葉は5〜15cm。雌雄異株で、6−7月に葉腋に小さな花を多数つける。花は黄緑色で花弁は長さ2.5〜3mm。果実は扁球形で夏に熟し、縦筋がある。

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