アオハダ Ilex macropoda Miq. (モチノキ科 モチノキ属) |
アオハダは北海道・本州・四国・九州に分布する落葉高木。主に明るい落葉広葉樹林中に生育する。若枝は無毛で、長枝と短枝がある。長枝では葉は互生するが、短枝に付く葉は数枚が輪生状となる。葉は薄くてやわらかく、長さ3〜7cm。縁には小さな鋸歯があり、表面は無毛で裏面脈上に荒い毛がある。ライターなどで加熱すると死環ができる。雌雄異株であり、花は6月頃短枝の先端に葉腋から1〜2つく。果実は秋に赤く熟し、長さ7mm程度。樹皮は薄く、硬い物でこするとはがれて緑色の皮層がでる。大きく生長した樹木でありながら、このように樹皮が薄く、葉緑素を含んだ皮層がある植物は多くはなく、これが名前の由来であるとのこと。 |