ツリフネソウ Impatiens textori (ツリフネソウ科 ツリフネソウ属)
 ツリフネソウの茎は赤味を帯び、節は肥厚する。茎の下部では、枝の基部も肥厚するので、肥厚部は大きなものになる。葉は互生するが、花序が付く頂部では、葉が集まって輪生状になる。葉の長さは6〜14cmで、先端は尖り、基部は一旦狭くなって、楔形となって葉柄に移行する。縁には明瞭な鋸歯がある。鋸歯の先端は凸端に終わり、次の鋸歯とやや重なる。葉の痛んだ部分は赤紫色になる。
 時に赤系の色素を持たないツリフネソウに出会うことがある。紫色の斑紋のみが目立ち、斑紋の分布がよくわかる。花の内部には黄色の斑紋があり、花の色は黄色系・赤系・紫系の色素からなっていることがわかる。
ツリフネソウツリフネソウの葉
ツリフネソウの茎ツリフネソウの白花品

1.ツリフネソウ 2.葉など 3.

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