ルナリア Lunaria annua (アブラナ科 ルナリア属
 ルナリアはヨーロッパ原産の一年草だそうで、持ち帰った人の名前から合田草、あるいは果実の形態から大判草、銀扇草とも呼ばれるそうだ。小生としては、最初にドライフラワーで見た印象、「大軍配草」ではどうであろうかと思うのだが。アブラナの仲間であるので、普通であれば細長い棒状の果実ができて、その中に種子が一列に並んでいるという状況が、平べったいものとなっており、その中に数個の種子がある。このようになっていると、果実ごと風で吹き飛ばされて散布されると言いたくなる。包まれている種子の少なさもちょうど良い感じ。しかしながら、ドライフラワーになっている状況は、さやの内皮の部分はしっかりと茎に残っている。外皮だけがマメとともに飛んでいくのであろうか?
 花はショカツサイに似て、美しい。画像は5月の半ばのもので、終わりに近い。日当たりの良くない場所での生育である。原産地の関係もあって、暑さを嫌うそうである。
ルナリア Lunaria annua の花ルナリアの果実
ルナリアの果実ルナリアの根生葉
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