スカシタゴボウ Rorippa islandica (アブラナ科 イヌガラシ属)



 スカシタゴボウは日本全国、北半球に広く分布する越年性の一年草。水田・畦道・浅い水路・湿った畑などに生育する。一年草ではあるが、夏に発芽する個体もあるようで、一年中生育が観察できる。花は4月頃が開花のピークであるが、秋や厳冬期にも開花している。果実はコロコロとした円柱形。イヌガラシの果実は細長いので区別できる。葉は羽状になることが多いが、ほとんど分かれないこともあり、様々である。和名は「透かし田牛蒡」であろうが、意味は不明であるとのこと。ちなみにゴボウのような太い直根はない。
スカシタゴボウスカシタゴボウの花序
スカシタゴボウの花虫に食われて種子が露出した果実

1.スカシタゴボウ 2.スカシタゴボウの葉

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