アカガシ Quercus acuta Thunb.  (ブナ科 コナラ属



 アカガシは樹高20mにも成長する常緑のカシである。材木は堅く、丈夫で赤みを帯びている。アカガシの名前はこの材の色の基づいている。

 アカガシは本州・四国・九州から台湾に分布する。常緑のカシとしてはやや寒冷な場所に成育し、ブナと混生する場合もある。

 アカガシは、この事典には最もはじめの頃にアップした樹木なのですが、種子の写真だけで、なかなか葉や木の姿を掲載できませんでした。アカガシは岡山では少ない樹木なのです。

アカガシの樹皮

 アカガシの葉は長さ8〜15cmで大型で、オオガシとかオオバガシとも呼ばれる。若葉のときには葉の裏に褐色の毛があるが、夏までにはほとんど落ちてしまう。

 ドングリは2年間かかって熟し、秋に落下する。殻斗(帽子)には横に模様があるのが特徴である。

(写真:岡山県環境保全事業団 難波靖司氏提供 場所:柵原町本山寺&吉井町)

1.アカガシ 2. 3.ドングリ 4.樹皮 5.旧版


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