ゲンノショウコ Geranium nepalense ssp. thunbergiiフウロソウ科 フウロソウ属
 ゲンノショウコなどの、フウロソウ属植物の果実は面白い。乾燥すると下部から裂開して種子を散布するタイプの果実を刮ハ(さくか)という。ゲンノショウコの果実もこのタイプで、裂開して反り返り、種子を投げ飛ばす。種子を飛ばした後の形がお神輿を連想させるので、ミコシグサの異名もある。また、フウロソウ(風露草)とよぶ地方もある。
 葉は対生し、茎の下部についているものは5裂し、上部に付く物は3裂する傾向がある。両面有毛であり、裏面は脈上に毛が多い。葉柄や花柄、茎には下向きの毛が多く、腺毛が混ざる。
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