オニグルミ Juglans mandshurica var. sachalinensisクルミ科 クルミ属)
 オニグルミは4月の終わりから5月にかけて花を咲かせる。雌花序は当年に延びた枝の先に形成される。花軸には腺毛が密生している。雌花は10個前後付き、長さ7〜8mmで2つに別れた雌しべの柱頭が鮮やかな紅色で目立つ。基本的には風媒花の構造であるし、腺毛で武装した雌花には虫はやってこないと思うが、見事な雌しべの色である。
 雄花は前年枝から出て垂れ下がる。最初は10cmほどであるが次第に長くなり、20cmほどになる。4枚の花被片を持つ小さな花が多数付く。
枝先につく雌花序赤い雌しべの柱頭が美しい
前年枝から垂れ下がる雄花序雄花序の拡大

1.オニグルミ 2.葉と樹皮 3.
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