ゲッケイジュ Laurus nobilis (クスノキ科 ゲッケイジュ属) |
ゲッケイジュ:月桂樹は地中海沿岸の原産で、ローレルの名前でも親しまれている。ギリシャでは象徴的な木であったようで、この枝で冠を作って(月桂冠)、マラソン優勝者の栄誉をたたえている。葉や果実には芳香があり、香料としてあるいは薬用に使われてきた。カレーにローレルの葉が入っているのをご存じの方も多いであろう。 地中海沿岸の乾燥気候に適応して葉は硬く、丈夫である。葉の周辺は規則正しく波打つのが普通であるが、上の画像のように、あまり波打たないものもある。若い木やシュートで波打つ傾向は顕著。4月から5月にかけ、葉腋に小さな黄白色の花を付ける。雌雄異株であり、この画像は雄株である。雌株は少ないそうで、果実はまだ見たことがない。樹高は12mになり、樹皮は灰色で小さな皮目がたくさんある。 |