タブノキ Machilus thunbergii Sieb. et Zucc. (クスノキ科 タブノキ属) |
タブノキは巨木になると独特の樹形になる。大きく枝を張ってちょっと不気味でもある。遠くから見ると、ひとつひとつの枝がこんもりとした一本の木のような樹冠を形成しており、段を形成している。沖縄などの亜熱帯の樹林では、日光が真上から当たるので、横からの光を期待しない枝の張り方になるが、タブノキも横からの光をあまり期待しない枝野張り方となっている。二次林ばかりを見ている日頃の生活、時としてこんな巨木の森を歩いてみたくなる。 |