タブノキ Machilus thunbergii Sieb. et Zucc. (クスノキ科 タブノキ属) |
タブノキの葉は、長さ8〜15cm、幅3〜7cm。海岸の風衝地では小さく、波打つ葉となる傾向がある。葉の最も幅広い部分は先端よりにあり、長さ2〜3cmの葉柄に向かって次第に幅は狭まる。先端は急に狭まって鈍頭。両面無毛で、裏面は灰白色。頂芽は大きくて目立つ。花芽は球形に近いが、葉芽は幅は長さの半分程度。タブノキの葉は粘液を含んでいる。葉柄を切り離し、もう一度くっつけてゆっくり離すと粘液の糸が伸びる。本種の同定ポイントの1つである。 |