フジ Wisteria floribunda (Willd.) DC. (マメ科 フジ属) |
フジの若い茎には逆向きの毛が多い。巻きつくには、下向きの毛が生えているべきである。勢いのよいツルは数mmあり、ナツフジではないことがすぐにわかるが、弱弱しい個体では、巻く方向が同じ左巻きなので、判断に迷うことがある。フジは若いツルにもすぐに大きな冬芽が形成されるので、芽の大きさが1つの判断となる。葉の付け根には、托葉があるが、これは早期に褐色に変わり、脱落してしまう。ナツフジの托葉は宿存するので、巻く方向と托葉を見れば、区別は容易である。 |