カスマグサ Vicia tetrasperma (マメ科 ソラマメ属
 カスマグサは本州から琉球、ユーラシア大陸の暖温帯に広く分布する一年草。スズメノエンドウとよく似ており、やや乾燥した路傍などに生育する点も同様で、混生していることも多い。小葉は8〜12枚あり、スズメノエンドウよりも少ない。小葉の先端が円頭でやや尖ることはよい区別点である。花弁には紫色の紋様があり、花は1〜3つで、少し離れてつく。果実がなっていれば、無毛であるので、簡単にスズメノエンドウと区別できる。和名はカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)とスズメノエンドウの中間的であるとの意味。
カスマグサカスマグサの花序:数が少なく、離れてつく
カスマグサの花:紫色の紋様があるカスマグサの果実:無毛
カスマグサの葉:小葉は8〜12小葉の先端:微突端に終わる
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