スズメノエンドウ Vicia hirsuta (マメ科 ソラマメ属
 スズメノエンドウは本州から琉球、ユーラシア大陸などの暖温帯に広く生育する一年草。ヤハズエンドウに比べ、やや荒れ地に生育する傾向がある。秋に芽生え、4月頃から開花する。葉は12〜16枚の小葉からなり、先端は巻きひげになる。小葉の先端は平切状で、葉脈の先端が棘状に突出する。中肋の両側に一列の微毛がある。花は1つの花茎に4つ前後付くことが多く、薄い紫色の小さな花がまとまって付く。1つの果実には2つの種子ができ、表面には微毛が目立つ(この点はよく似た種であるカスマグサとの良い区別点)。和名は、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)に比べて小さいので、雀と名付けられたのであろう。
スズメノエンドウ果実を付けたスズメノエンドウ
スズメノエンドウの花:花が集まって咲くスズメノエンドウの果実:毛がある
葉:小葉は12〜16枚小葉裏面の先端:平切で突端、中脈に沿って微毛
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