レブンソウ Oxytropis megalantha H. Boiss. |
レブンソウは北海道礼文島の海沿いの風衝地に生える多年草。季節風がまともに当たるような斜面に生育し、砂がザラザラと流れていきそうな崩壊地においてもしぶとく生育している。名は「礼文草」である。礼文島で発見され、ここのみに生育することから島の名を冠している。オヤマノエンドウなどの、高山に生えるマメ科の植物の一種である。 太い茎が地上を這う。茎の先端がやや斜めに立ち上がるが、高さはせいぜい20cmくらい。枝や葉は白い毛が目立ち、質感はやや厚い。小葉は奇数の羽状複葉で、小葉は多数の対をなし先端は尖る。花は初夏に咲き、花弁は紫色である。 |
文章・画像:太田 謙 |