ムクゲ Hibiscus syriacus (アオイ科 フヨウ属
 ムクゲは韓国の国花であり、インド・中国原産とされる落葉樹。乾燥にも強く、荒れ地にも耐えるので庭木の他、道路路側帯などにも植栽されている。種子もよく稔り、自然に若木が発生する。初夏から秋まで花期は長い。5つの花弁の中心に大きな雌しべとこれに付着した雄しべが多数ある。淡い紫色のものが多いが、白花や八重咲きなどの品種が作出されている。和名のムクゲは漢名の音読みである。
 何の本であったか、図鑑であったか忘れてしまったが、花は1日しか開花しない一日花であると記されていた記憶があった。その記憶のままに十分に観察せず、そのように記載してしまったが、「数日咲いています」とのご指摘をIYさんからご指摘いただいた。以前から、咲いている花数と落下している花殻、そして蕾みの数が合わないことは気になっていた。一日花であれば、つぼみと開花している花、落下してしまった花の数がほぼ一致するはずであるが、それほどの数落ちているわけでなく、つぼみがたくさんあるわけでもない。数日咲いておれば、納得である。IYさんのご指摘に深謝です。
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