アズマイチゲ Anemone raddeana (キンポウゲ科 イチリンソウ属
 アズマイチゲは北海道・本州・四国・九州に分布し、樺太・朝鮮・ウスリーに分布する多年草。主に温帯の落葉樹林の林床・林縁に生育し、石灰岩地に多いとされる。今回の画像撮影地は岡山県の英田郡英田町、海抜は110m程度であり、本来は当然常緑のカシ類が生育するはずの地域である。
 アズマイチゲの根茎は横に這い、所々に膨らみがあるという。葉は2回3出の複葉で、小葉は3つに分裂し、青白色を帯びて柔らかい。花茎は高さ10cm程度で、3枚の葉が輪生し、毛がある。花は3月から5月にかけて茎の上に1つ咲く。早春の木々が芽吹く前に葉を展開し、花を咲かせ、初夏には夏草に覆われて夏眠する早春植物の一つ。
アズマイチゲの花:花弁に見えるものは萼片アズマイチゲの花
花茎には毛があり、茎葉は3枚が輪生アズマイチゲの葉

1.アズマイチゲ 2.花です。 3.群生地


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