キツネノボタン Ranunculus silerifolius (キンポウゲ科 キンポウゲ属
 キツネノボタンは多年生の草本。日本各地に分布し、水田周辺の水路や溝、畦などに生育する。このような場所には同属のタガラシも生育するが、タガラシが一年生草本であるので、耕作などの攪乱があっても生育できるのに比べ、キツネノボタンは多年生の草本であるので、耕作される水田の中に生育することはない。果実は特徴ある形をしており、先端が鍵状に曲がる。狭義のキツネノボタンは全体ほとんど無毛である。ここに掲載したものには毛が多い。このようなものはヤマキツネノボタンとされるが、区別すべきかどうか、まだ整理されていないようである。

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