モミジカラマツ Trautvetteria caroliniensis var. japonica
 白山の針葉樹林帯から抜ける頃、谷地形の場所にモミジカラマツが咲いていた。繊細な花である。高い山に登ると、キンポウゲ科の植物が増えてくる。平凡社の図鑑によれば、東アジアの温帯に中心があるそうで、アルカロイドを含み、有毒植物が多いことは草食の大型哺乳類の存在と関係が深いのであろう。
 モミジカラマツは本州中部以北、北海道、樺太、ウスリーに分布するとの事。おそらく白山が西限であろう。
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