カスミザクラ Prunus verecunda  (バラ科 サクラ属
 カスミザクラの花はソメイヨシノに比べて小さいが、しっかりした作りのような印象がある。花色はわずかに紅色を帯びた白色であるものが多く、白色といってよいものもある。花弁は中部以下に最も幅広い部分があり、先端に至るにつれ、やや細まる。1〜1.5cmの総花柄から(2〜)3つに分かれ、花柄は長さ2cm前後で、通常顕著な開出毛がある。萼筒は壺状にならず、砲弾型のイメージ。萼裂片は全縁ですっきりしている。果実は6月に紫紅色から黒色に熟す。美味とはいえないが、食べられないほどではない。
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