サクシフラガ・アイゾイデス Saxifraga aizoides (ユキノシタ科 ユキノシタ属
 サクシフラガ・アイゾイデスは3200mまでの高山にも生育し、小川のほとり等の湿った礫がちの場所や岩の割れ目などに生育する。気温の低い高山帯と多肉化した葉は理解に苦しむ。高山帯では気温が低く、水分は蒸発しにくく、霧や雲が発生するのは日常的であると思うので、乾燥に対する適応であると考えられる多肉化した葉と矛盾するように思うからである。日本でも渓流沿いの岩上にヒメレンゲが生育する例があり、渓流沿いの湿った環境に生育する多肉化した葉を持つ植物との関連を考えなくてはならないのであろう。
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