ミツマタ Edgeworthia chrysantha (ジンチョウゲ科 ミツマタ属)
 ミツマタは、岡山では堆積岩地域で栽培が行われていることが多い。畑の側や道端など、傾斜地を利用して植栽されている。畑などの耕作地として利用しにくいような急傾斜地を利用し、山村の貴重な換金作物として栽培されていたものと思われるが、最近は次第に作付け面積が減っているように思う。
 高さが1.5m程になると伐採され、出荷される。収穫は真冬に行われ、大きな窯で煮た後に皮をはぐ。剥いだ樹皮は水でさらした後、乾燥して出荷する。樹皮を剥がした幹は真っ白で、昔は燃料に使用されていたのであろうが、現在では花材に利用されることがある程度であろう。
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