ナニワズ Daphne pseudo-mezereum subsp. jezoensis (ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属) |
ナニワズの印象は、葉の薄い「ジンチョウゲ」であった。花の色は当初は黄色が濃いが、次第に緑色を帯びるのではないかと思う。茎は下部でもあまり太くなく、葉の付着痕が詰まっているので、年を経てもあまり高くならないままで生育しているのであろう。 盛夏に落葉する樹木は・・・ナツボウズと呼ばれるオニシバリとナニワズ以外にあるのでしょうか?小生は知りません。なぜそうなるのか、その利点は? 無理やり考えてみると、春一番に光合成したい! ナニワズの周辺には、スハマソウなどの早春植物の生育が見られ、その意味では樹木でありながら、同じ戦略をとっていると思われた。葉の寿命が1年以内であるとすれば、秋に葉を作って冬越しをし、早春に活躍させる方法であっても悪くはない。カタクリのように早春に葉を展開するか、秋から作っておくのかの違いなのかもしれない。ただし、雪による被害は免れないので、急傾斜地では不利になるであろう。 |