アキフィラ・コレンソイ Aciphylla colensoi (セリ科 アキフィラ属) |
マタゴウリィの傍にアツバキミガヨランのような植物が生育していた。残念ながら花は終わった直後のようで、1mほどの枯れた花茎が残っていた。英語名は Spaniard あるいは Speagrass。ニュージーランドの海抜900〜1500mの山地に生育する。撮影地は、ちょうど下限程度の標高地。葉の長さは50cm程度であろうか。先端はとても鋭い棘となっている。これが生育していると、とても近寄れたものではなかろう。ヒツジの放牧には大敵であるのは当然で、焼却などにより駆除したそうで、嫌われ者であったとか。スペイン人との名前が付いているわけであるが、スペイン人が開拓者にとって嫌われ者であったのか? Spine (棘) と Spain (スペイン) を掛けたのではないかと思うのだが、どうなのであろう。 ところで、最初はキミガヨランに似ていることからユリ科を連想したのであるが、これがセリ科とは! 所変われば品変わるというが、また裏切られてしまった。花を見たかった。 |