ハナウド Heracleum sphondylium var. nipponicumセリ科 ハナウド属
山際の湿地に生育するハナウド
小川のほとりに生育するハナウドハナウドの花序
周辺を取り巻く装飾花花茎の毛
 ハナウドは関東以西の山地帯に生育する比較的大型の多年草で、草丈は1mを超えることが多い。小川のほとりの増水時には水が流れるような場所や山と平地の境界付近の湿潤地などに生育する。花は花序の周辺に装飾花が取り巻いているのが特徴。

ハナウドの根生葉裏面の拡大
 英語名は hogweed, common hogweed, cow parsnip など。「ぶたくさ」、「うしうど」といった訳になろう。母種としてはヨーロッパからアジアに広く分布し、北米のカウ・パースニップ Heracleum maximum と同一種であるとの意見もあるそうだ。オオハナウドも含め、3種はよく似ているが、本種がもっとも華奢で小さい。
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