プルメリア Plumeria spp. (キョウチクトウ科 インドソケイ属
 プルメリアは熱帯アメリカ原産の小高木。ハワイでは、レイに使われるのでおなじみである。花が美しく良い香りがあるので、世界中の熱帯から亜熱帯にかけて街路樹や庭園木として広く植栽されている。幹は太めでややもろく、枝先まで指の太さほどある。キョウチクトウ科というより、ユーホルビア?の印象。キョウチクトウ科の共通性なのであろうか、中程度の毒性を持ち、葉や花を食べると消化系に炎症を起こすそうである。花を口にくわえる程度では発症することはない程度の毒性だとのこと。また、枝や葉から分泌される樹液が皮膚に付くと、発疹ができてかぶれる人もあるとの事。種としては何種類かあるようで、園芸的に改良された品種は数百あるようなので同定しにくい。
 プルメリアの花は花筒が深裂し、離弁花のように見えるが、ツボミを見るとらせん状に巻いており、キョウチクトウ科であることに納得できる。
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top生物地球システム学科