コツクバネウツギ　Abelia serrata　（スイカズラ科　ツクバネウツギ属）
　コツクバネウツギは、５〜６月に枝先に数個から６つ程度の集まった淡黄色の花を咲かせる。花筒の先端は５つに分かれ、長さ10〜20mmで、内部には橙色の編み目模様がある。萼片は２つのものが多く、３つのものも混じる。果実は長さ8-10mmでほとんど無毛。果実には萼片が残るので、花や果実付けていると５枚のツクバネウツギと区別は容易であるが、林の中では花が付かないものが多く、やや区別が困難になる。萼片や果実にはわずかに毛があるか、無毛であり、緑色が残った赤色に熟すことが多く、この点もツクバネウツギとの区別になるが、萼片の枚数で間に合うであろう。

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