ミヤマウグイスカグラ Lonicera gracilipes var. glandulosa (スイカズラ科 スイカズラ属) |
ミヤマウグイスカグラは本州から九州の、主に日本海側に生育する落葉の低木。日本海側に多いとされるが、岡山県の瀬戸内海側にもけっこう生育している。温暖・小雨を特徴とする瀬戸内海沿岸域に生育する場合には、古生層などの水分保持力の高い土壌の場所であることが多い。 葉は対生し、若枝や花柄・果実など、全体に毛と腺毛が多い。先端が太くなっている毛が腺毛である。4月から5月にかけて紅色の花を咲かせ、果実は秋に赤く熟す。基本種のヤマウグイスカグラは全体に毛が多いタイプであり、変種のウグイスカグラは無毛、本種は腺毛が多い点で区別されるが時として中間型もあり、区別が困難なことがある。 |