ハハコグサ Gnaphalium affine (キク科 ハハコグサ属)
ハハコグサは秋に芽生え、冬をロゼットでやり過ごす。新暦の七草の節句の頃にはまだ小さく、つみ取って食べるにはかわいそうな程である。全草にクモの糸のような毛があり、白っぽく見える。このような毛は、霜が直接植物体に付着するのを防いでいるのかもしれない。このような毛は、しばしば食品に粘りを出すために使われる。ハハコグサもそのような使われ方があったそうであるが、その後ヨモギに主役を奪われてしまう。大量に採取するためには、ハハコグサでは大変である。