コウヤボウキ Pertya scandens (キク科 コウヤボウキ属) |
コウヤボウキの葉は両面有毛。1年目の葉は広い卵形で、周辺には突起状の鋸歯が数個ある。2年目の葉は3〜5枚が束状に付き、卵形。縁は不規則に波打ち、鋸歯はほとんどない。コウヤボウキは1年目の枝の先端に花が咲く。したがって、これで完結してよいわけであるが、茎は生き残って翌年多くの葉を付ける。枝は伸ばさないので、投資を最小限にして葉を多くつけ、1年目の枝をバックアップしていることになる。ナガバノコウヤボウキは2年目の枝に花が咲くので、似たような植物ではあるが、戦略はかなり異なっている。 |