オトコヨモギ Artemisia japonica (キク科 ヨモギ属
 オトコヨモギは日本全国、朝鮮・中国・フィリピン・インドなどに分布する多年草。地下茎がないので、株立ちとなる。原野や路傍、河原などに生育する。葉はやや厚く、乾燥には比較的強いのではないかと思う。地下茎を持たないので、急速に群落を拡大する能力はないと思われる。安定した礫がちのやせ地が本種の生育地ではないかと思う。
 下の画像は高知県物部川の河原に生育するオトコヨモギである。カワラナデシコカワラヨモギも生育しており、礫の間にはエゾスナゴケが生育している。礫河原ではありながら、相当の年月、安定した状態で存続していることがわかる。
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