アセビ Pieris japonica (Thunb.) D. Don (ツツジ科 アセビ属))



 アセビは高さ数mになる常緑低木。宮城県以南の本州、四国、九州に分布する。早春から釣り鐘型の花を咲かせ、春の到来を実感させる植物である。花は早春に開花し、秋に果実を稔らせる。夏には花序を準備し始め、冬にはすぐに花を咲かせることができるほどの状態で花序を形成している。実に長い年月をかけて花を準備する植物である。花が美しいので、庭木としても植栽されているが、有毒植物である。アセビは漢字では馬酔木と書く。馬が食べると苦しむとの意味であるが、馬酔木と書いてアセビと読めるわけはない。アセビという名前には、別の意味があるのであろう。
早春に咲くアセビ釣り鐘状のアセビの花
アセビの花新芽が赤いアセビの葉
1.アセビ 2. 3.つぼみ 4.アセビの林

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