ヒメヤマツツジ Rhododendron obtusum var. tubiflorum (ツツジ科 ツツジ属
 ツツジの仲間は春の芽だし時に比較的大きな「春葉」を出して効率的な光合成を行い、その後夏に小さな「夏葉」を出してその中心に花芽を形成する。春葉は冬の到来とともに落葉させるが、芽の周辺の夏葉は残る。ほとんどの葉は落とすことになるので、半落葉樹という表現になる。ヒメヤマツツジの夏葉はかなり小さい方で、長さ1cm前後で細く、幅は狭い。春葉は長さ2〜3cmで狭楕円形で先端は尖る。両面有毛。花がない状態では育ちの悪いヤマツツジと区別できる自信はない。
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