キシツツジ
Rhododendron ripense
(
ツツジ科
ツツジ属
)
キシツツジはモチツツジと近縁の種であり、葉が細めのモチツツジと言った感じである。若枝や花柄・萼には毛が多く、腺毛が混じるのでモチツツジと同様に粘る。
葉は細長く、流水への抵抗性を高めている。葉が近縁種に比べて細い現象は、渓流に生育する植物の共通点である。両面に剛毛が生え、特に裏面脈上には毛が多い。中脈の毛には、褐色のものが混ざる。葉の先端は突端に終わっている。春に出る葉は長さ4〜8cm、幅2〜4.5cm。夏に出る葉はその1/3程度。
若枝の毛は剛毛であり、
モチツツジ
のように開出せず、斜上する。
1.
キシツツジ
2.
葉
3.
生育地
4.
長門峡