ネジキ Lyonia ovalifolia var. elliptica ツツジ科 ネジキ属
 ネジキは高さ6m程度に生長する落葉の小高木。本州・四国・九州の各地、台湾・中国にも分布する。アカマツ二次林に多く生育するが、マツ枯れ以後の遷移進行にともなって、次第に減少しつつある。近い将来、岩場や尾根などでしか見られなくなると思われる。
 葉の形はこれといって特徴のない樹木であり、おぼえにくい植物の1つである。和名の由来は樹皮がねじれている意味であると図鑑には記されているが、材にもねじれがあり、細工物には使えないとのことである。ネジキの名前は材に対するものかもしれない。広島の宮島では、短く切ってしゃもじを作るのに利用したという。
ネジキネジキの花
ネジキの冬芽:大きくて丸いのが特徴、通常赤色を帯びるネジキの樹皮;通常わずかにねじれている大きく育ったネジキの樹皮

1.ネジキ 2. 3.花と紅葉
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