シラタマノキ
Gaultheria pyroloides
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ツツジ科
シラタマノキ属
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シラタマノキは本州中部以北、北海道、千島・樺太などのブナ帯から高山帯に分布する常緑の小低木(伯耆大山にも隔離分布する)。茎は横に這い、高さは10〜20cmしかないので、より高くなる植物が生育できない岩場や露岩地でないと生育できない。このような場所であれば、意外に低海抜にも生育し、湿原にも生育することがある。葉は長さ2cm前後で丈夫で表面は光沢があり、裏面は白味を帯びる。花は6月から8月に咲き、つぶれた壷形で長さ6mmほど。果実は直径1cmほどで、名前の通り白色の玉である。
1.シラタマノキ(花)
2.樽前山のシラタマノキ(果実)