チトセカズラ Gardneria multiflora Makino  ( マチン科 ホウライカズラ属 )
 チトセカズラの葉は、薄暗い林床にあるときは白い模様が入るが、日当たりの良い場所ではすべて緑色になる。さらに花を咲かせるような枝では、葉の裏は普通に緑色になり、質感がややしっかりして、葉の長さは短く、幅が広くなる傾向がある。
 下の画像は、左側が花をつけた枝の葉で、右側が林床を這っている枝の葉である。チトセカズラは、右側の斑入りの葉を見かける機会の方が多い。一見すると違う植物のようにも見えるので、チトセカズラを見かけたら近くに大きく生長した個体がないか周囲をよく探してみたい。
チトセカズラの葉(表)
チトセカズラの葉(裏)
チトセカズラの葉の比較
文章・画像:太田 謙
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