エゴノキ Styrax japonica Sieb. et Zucc.  (エゴノキ科 エゴノキ属
 エゴノキの同定ポイントの1つに「冬芽」がある。1つの葉痕には大小あわせて2つの冬芽ができる(複芽)。通常は大きい方の芽が次年度に生長する。この芽は若葉の頃から形成されており、この冬芽の形をおぼえておくとエゴノキにたどり着きやすい。葉が伸びきった直後ではクリーム色でよく目立つが、やがて褐色になる。表面に星状毛が密生している。新芽の時には、葉の表面に星状毛が点在する。
 若枝は当初緑色で星状毛が多いがやがて脱落して無毛となり、灰褐紫色となる。2年目には表皮が薄く剥がれるが、このような性質もエゴノキの同定に役立つ。
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