ヒシモドキ Trapella sinensis (ヒシモドキ科 ヒシモドキ属)
ヒシモドキは本州、四国、九州の湖沼、ため池に生育する水草。1科1属1種(あるいは2種)の仲間の居ない植物であり、東アジアに分布する。一年生草本であり、7〜9月に淡紅色の開放花と閉鎖花を付ける。一年生草本であることもあってか、岡山県では生育地は限られており、現在では数カ所しか生育地が知られていない。生育地の状況は河川の流れの緩やかな入り江(ワンド)やため池であり、水質としてはやや富栄養な環境を好むものと思われる。和名の由来は、水草であるヒシとよく似ていることに由来する。
下の画像は岡山県自然保護センターで植栽・保護されているものである。