カリマタガヤ
Dimeria ornithopoda
Trin.
(
イネ科
カリマタガヤ属
)
カリマタガヤは植物体が細く、調査の時に見落としてしまいそうな大きさと形である。日当たりが非常に良い場所では、全体が赤みを帯びることが多い。茎や葉に生えている毛は肉眼で見ると分かりづらいが、毛の根元が丸く膨らむのが本種の特徴である。この特徴は微小なので、実体顕微鏡で観察すればわかりやすい。
沿岸部の湿地で、開出する毛の多い、小さな赤っぽいイネ科を見かけたら、本種を疑ってみたい。
1.
カリマタガヤ
2.
葉・茎・小穂
3.
生育地
文章・画像:
太田 謙