セトウチホトトギス Tricyrtis setouchiensis (ユリ科 ホトトギス属
 セトウチホトトギスの花は9月から10月にかけて咲き、葉腋に1〜数個咲くが、小さな個体では頂部にしか花が付かない。花被片の下部は球状にふくれ、上部は水平に開く。3つの外花被片は内花被片に比べて幅が広く、外側には腺毛が多い。花被片には紫色の斑紋が点在し、中心部には黄色の斑紋がある。紫色の斑紋は多いものも少ないものもあるが、概して多い。めしべは中央にあり、柱頭は大きく3つに分かれ、その先端はさらに2つに分かれている。縁には透明な球状の突起がある。花柱から花頭にかけても紫色の斑がある。おしべは6本で、3本は3つにわかれためしべの柱頭の下に、3本はその間にあって、先端は下向きに湾曲している。おしべの花糸にも紫色の斑がある。


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