ハイゴケ Hypnum plumaeforme (ハイゴケ科 ハイゴケ属)
 京都の二条城の庭を歩いていると、芝生に生えているハイゴケなどのコケを熊手で掻き出していた。ハイゴケが生えるとシバの生育が悪くなるという。適度に湿った環境の中、シバは定期的に刈り取られるので地面までよく光が到達し、ハイゴケにはまたとない環境が維持されているようである。気を付けてみると、芝生の中にはよくハイゴケが生育している。湿った半日陰の場所でコケの勢力が強くなる。
 下の画像は、神社境内の石の上一面にハイゴケが群生している様子である。作り込んだかのような美しい景観であるが、おそらく自然にできたものであろう。コケの生育には落ち葉が大敵である。コケの生育適地のひとつの要素を示している。

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