ホソバオキナゴケ Leucobryum juniperoideum (シラガゴケ科 シラガゴケ属)
 ホソバオキナゴケは明るい二次林の中に生育することが多い。切り株や倒木の上にこんもりとした群落を作っているのが目立つが、鉱物質土壌の上にも生育する。少なくともかなりの日照のある場所に生育する。そうでなければ、乾燥時に、光を反射する仕組みを発達させることのメリットはない。森林の中に生育する場合は、落ち葉が吹き飛ばされる尾根筋か、45度以上の急傾斜地である。鉱物質土壌上に生育している場合には純群落を形成しにくいようで、カガミゴケなどと混生することが多く、盛り上がった群落を形成しにくい。成長速度が遅いためではないかと思われる。

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