ジャイアントセコイア Sequoiadendron giganteum (ヒノキ科 セコイアデンドロン属
 ジャイアントセコイアはアメリカ・カルフォルニアに生育する樹木であり、最も大きくなる植物として知られている。以前は同じ属とされていたセコイアメスギと対比し、セコイアオスギとも呼ばれていた。セコイアデンドロンという呼び名もあるが、ここでは良く性情をあらわしているジャイアントセコイアという名称で記しておく。この木に関しては、子供の頃の絵本に株元を切り抜いてトンネルとし、自動車が通過している状況が描かれていたのを見たのが最初。

 この画像はニュージーランド南島のクイーンズタウン。この地域で金が発見されて12年後、1874年に植栽されたとのプレートが付けられていた。ゴールドラッシュで町が形作られていく中で植栽されたのであろう。苗を植えたとすれば140年ほどでこのサイズに生長したことになる。おそらく同世代と思われる公園に植栽されたものは更に大きく生長している。幹の太さに比べ、枝はそれほどでもなく、幹への投資が大きいように思われる。枝の先端は上に向かって伸びる。町の各所にこれらの種子起源と思われる若木が植栽されており、小さいながら将来を思わせる立派な根張りを見せていた。
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